「縫わないバッグ」とは?
Living Room Cafeオリジナルの縫わずに作れるバッグです。
針と糸を使わずに強力両面テープで接着し、小さな金具で補強をした丈夫で作りやすい方法をとっています。
洋裁、カルトナージュの工作技法、革細工の金具使いのエッセンスを織り込んだ新しいスタイルの手芸で、お裁縫が苦手な方も工作感覚でバッグ作りができます。
両面テープは貼ってから時間を置くと接着力が強くなり、重い物を入れたり雨に濡れても大丈夫。お洗濯可能なバッグもあり、縫うバッグと同じように使えます。
使用する両面テープは紙用の普通タイプではなく、布に使える強力タイプの両面テープを使うことがポイントです。
両面テープは生地にさっと貼って、そのままさっと折り返せるのでアイロンで折り目をつける必要がありません。 また、布と同色の糸を用意する必要がなく、すべてこの両面テープで貼ります。
縫わないバッグと小物の作り方は、Youtubeをご覧ください。
「縫わないバッグ誕生の経緯」
私は昔からお裁縫が苦手で「自分でバッグを作るなんて、ハードルが高くてとても無理。」と、ずっと思っていました。
でも、今では針と糸を使わない方法で、好きな布で自由にバッグや小物を作っています。
そして、バッグ作りの教室を長年することになるとは、昔の自分からは想像もつかないような意外な展開でした。
どのような経緯で縫わないバッグを作り、その教室を運営するようになったのかを、お話したいと思います。
2000年〜2005年
趣味でフランスの布箱カルトナージュ作りを習う。
布箱は、カッターで厚紙を切り、組み立て、ボンドで布を貼って工作感覚で作れたので、これなら自分でもできると思い、手作りの楽しさを知りました。
2004年
自宅のリビングルームを自分のカフェのようにして暮らすことを提案するウェブサイト「Living Room Cafe」を作る。
当時はまだ、カルトナージュ教室を始める前で、日々の暮らしについてのフォトエッセイを綴るために作ったHPでした。
2005年〜
東京で、カルトナージュ(フランス布箱)の教室を開く。(現在は、教室歴16年)
革、金具、両面テープなどを使い、独自のカルトナージュを作るようになる。
2011年〜
カルトナージュの技法を応用して、厚紙を使わずに接着芯と強力両面テープで作る「縫わないバッグ」を思いつく。
当時の基本のバッグ仕様はこちらのページです。
以後、縫わないバッグレッスンのご要望をメインにいただくようになり、北海道から九州まで、全国に出張レッスンに行きました。
2013年、2014年
出版社様からお話をいただき、「縫わないバッグと小物」の本を2冊、出版させていただきました。
著書:
「針と糸なしでできる 縫わないバッグと小物」 河出書房新社刊
「鎌倉スワニーの布で作る 縫わないバッグと小物」 河出書房新社刊
2018年~
自然の近くに住むために、東京と浜名湖の2拠点生活を送り始める。
浜名湖でのレッスンも時々開催。
2020〜
通常のレッスンに加えて、オンライン レッスンとYoutubeで作り方動画の配信を開始。
現在に至るまで、布、革、金具、両面テープなどの材料を使って、縫わずにバッグや小物を作るという新しいジャンルの手芸作品を発表し続けています。
レッスンで教えているものはすべてオリジナルで、装飾用よりも実用的なものを作るのが好きです。
Toko (レッスンアトリエ Living Room Cafe 主宰)
東京生まれ。慶応義塾大学文学部仏文科卒。
縫わないバッグ デザイン、アトリエレッスン、オンラインレッスン、ブログ、Youtube作り方動画制作を1人で運営。