壁のリフォーム (2)
壁紙を張り替えることにした理由は、白の防汚れ加工の壁紙にしたかったからです。普通の壁紙と見た目は変わりませんが、触ると表面がつるつるしていて、汚れても拭けばすぐ取れるような加工がしてあります。
壁紙は、インターネットでみつけた愛知県の「インテリアMatusou」www.matusou.co.jp から取り寄せました。この会社では、日本のほとんどの一流メーカー(サンゲツ、リリカラ、ルノンなど)の壁紙を定価の半額くらいで購入できます。しかも、当時はこちらの必要な壁紙の大きさと枚数を指定すれば、カットして、プロ用の糊をつけて送ってくれました。
Matusouでは、壁紙の分厚い見本帳のレンタルもあり、往復の送料向こう持ちで送ってくれます。でも、私はやはり大きな壁紙の見本も見たかったので、六本木のアークヒルズにある「サンゲツ」のショールームに行きました。広さ1200平方メートルの中に、壁紙、カーテン、床材などの大きなサンプルが12000点も揃っていて、しかも、30cm角位の大きさのサンプルを何種類でも無料でもらうことができます。私は、候補の壁紙の見本を5枚くらいもらい、家に帰って壁に並べて貼って、部屋に合いそうなものを選びました。
さて、Matusouにネットで注文した壁紙が届き、いよいよ貼る段階に入りますが、これも結構体力のいる仕事です。まず、貼ってある壁紙をはがすのですが、これが意外と細かく破れてしまうので、少しずつ金属ベらを使ってはがしていきます。所々、大きいままではがれることもありますが、もしかしたら、ペンキを塗ってしまったので、壁紙がはがれにくくなっていたのかもしれません。
はがし終わったら、脚立を使って天井際から新しい壁紙を貼り、次に貼った隣の壁紙と3cmくらい重なるようにしておいて、その後カッターで上から2枚一緒に切ると、継ぎ目がぴったりになります。
下も幅木の部分で切り落とします。これを繰り返していくわけですが、壁紙の場合、ペンキと違って養生のビニールなどを貼る必要がありません。せいぜい床に新聞紙を1枚敷けばいいので、服も周りもよごれず、子どもも一緒にはがすのを手伝ったりできるので、昼の時間に1日2、3枚ずつのペースでゆっくり張り替えられます。そういう意味では、ペンキに比べると体力的に少し楽かもしれません。
玄関のドアを開けてすぐ横の壁は、子ども達が靴の脱ぎ履きのたびに手をつくので、すぐに汚れが目立ってきて、拭いてもきりがありませんでした。そこで、上の写真のように玄関は思い切って、グレーのコンクリート柄の壁紙を貼ってみました。始めは、汚れが目立たないと言う理由で選んだ壁紙でしたが、貼ってみると、インテリア的にもなかなかいい雰囲気で気に入りました。
リビングの壁も、始めは全部白い壁紙にする予定でしたが、一部だけ玄関と同じコンクリート柄を使うことにしました。貼ってみるとインテリアのアクセントになってよかったと思いました。
コンクリート柄と、白の防汚れ加工の壁紙のおかげで、ようやく長年の壁の悩みから開放されました。その後私は、ある工夫をしてリビングのカーペットの汚れの悩みも解決できました。
それは、うちのリビングはフローリングではなくてカーペット敷き詰めなのですが、子どもの食べこぼしなどで、どうしてもテーブルの下ばかりが汚れてくるので困っていました。そこで、Matusouから、50cm角の業務用のタイルカーペットを取り寄せ、一部屋全部をはり替えたのですが、これがとても調子がいいのです。たとえ、お醤油のビンを倒してカーペットにこぼしてしまっても、その部分のタイルカーペットを1枚だけはがして、バスルームに持っていき、洗剤とブラシを使ってシャワーでざぶざぶ洗い、洗濯機の脱水にかけ、ベランダに干しておけば、半日で乾きます。その間も、空いたところに予備のタイルカーペットを入れておくので、生活に支障がありません。
それ以来、子どもがポタージュスープをひっくり返して床に流れても、「やっぱり、お母さんが貼ったタイルカーペットは正解だったわ。」と言って、笑って許せてしまうのです。
2004.8.4
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タイルカーペットの継ぎ目は、ほとんど目立ちません。
電子ピアノを移動しても、全く、ずれたりしません。
玄関に貼ったSANGETSU のコンクリート柄の壁紙