江東区の深川に行ってきました。
下町の方は、あまり行ったことがなかったのですが、昔の東京の面影が残っていて、とても風情がありました。町を歩きながら、私が子どもだった頃のことを懐かしく思い出しました。

深川江戸資料館は、一緒に行った友達の一人が、お勧めスポットだからと言って連れて行ってくれたのですが、その理由がよくわかりました。
江戸時代の深川の町並みを再現してあるのですが、その手法が新しく、「情景再現、生活再現展示」というだけあって、芸が細かいのです。

八百屋さんの店先には、昔ながらの野菜が並び、天ぷら屋さんやうどん屋さんの屋台にも、実物そっくりの美味しそうな食べ物がのっていて、屋台ごと担いで運べるような作りになっています。

長屋に入ると、入り口横の土間にはかまどがあって、そこには、すぐにでもお料理できそうなくらいの調理道具や食器がたくさん揃っていて、実際に手にとって見ることができます。
部屋に上がると、まるでそこの住人がちょっと近くまで出かけていて留守にしているだけみたいな感じで、洗濯物が干してあったり、衣食住に関わるものがさりげなく置いてあります。
本当に江戸時代の人の家におじゃましたような気持ちになる、不思議な空間でした。

現代の生活とは何か違う、慎ましいながらもほのぼのとした江戸の庶民の暮らしぶりを味わって、温かい気持ちになって帰ってきました。

また心を温めに立ち寄りたいと思えるような場所を、東京にみつけました。


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江東区深川江戸資料館

江東区深川江戸資料館
03-3630-8625
東京都江東区白河1-3-28
地下鉄大江戸線・半蔵門線
清澄白河駅 徒歩3分

この日はカメラを持って行けなかったので、入場券を撮ってみました。