おせち料理



うちの家族は皆、おせち料理が大好きです。年に1度、重箱に入れたお料理をいただくのをとても楽しみにしています。

ここ数年は、夫と私の両方の実家にもおすそ分けに持って行くので、少し多めに作っています。
元旦の朝、右の写真のようにおせち料理を家族で食べた後、陶器の丸い3段重ねの器に2人分の料理を詰め合わせ、近くの両親の家に届けに行きます。以前は、母はおせち料理を色々手作りしていたのですが、一時体調を崩してから体力が落ちてしまい、それ以来、私が作っています。
毎年3日にしている両親と姉夫婦と一緒の新年会は、数年前から外のお店でするようになりました。
1月2日は、夫の両親の家に今度は皆でいただけるように重箱にたくさん詰めたおせち料理を持参して、新年のご挨拶に行きます。義理母も、私の母と同じ理由で作らなくなっているので、とても喜んでくださいます。

3家族分のおせち料理を一手に引き受けている私ですが、年に一度の大事な行事だし、大好きなおせち料理の数々を作るのは、楽しみでもあります。

毎年、作るものは大体決まっていて、伝統的なおせち料理の中から、家族みんなが好きなものを8種類くらい選んでいます。

黒豆 :
丹波の黒豆を、保温調理鍋シャトル・シェフで煮ています。シャトル・シェフのお鍋は普段もよく使いますが、始めの数分だけ火にかけて、後は魔法瓶のような外鍋に入れて余熱で火を通すので、その間、外出してもいいし、長く入れておいても煮くずれないので気に入っています。

栗きんとん : 
くちなしの実と一緒にさつまいもを煮て、水あめとお砂糖を加えて作りますが、甘さはかなり控えめが好きなので、自分で調節しています。

伊達巻き :
はんぺん、卵、調味料を全部一緒にフードプロセッサにかけてから、オーブンで色よく焼いて、巻きすで巻いて作ります。これも、お砂糖はかなり控えめが好みなので、売っている伊達巻きとは大分味が違うと思います。はんぺんを使った軽い味が好きなので、敢えて魚のすり身ではなくて、はんぺんで作っています。

おなます :
柚子のせん切りもたっぷり入れるのが好きです。

お煮しめ :
京芋(筍芋)で作るのが、おいしくて気に入っています。

金柑の甘煮 :
丸いまま種を除くのは大変だから、半分に切って作っています。種を除きやすいし、食べやすいので、丸い形にごだわらなくてもそれでよしとしています。

鶏の南蛮漬け :
骨付き鶏のぶつ切りを素揚げして、甘酢たれに漬け込みます。実家の母が作っていたおせち料理の中でも、これが一番好きでした。母から習ったおふくろの味。うちの家族もみんな好きになってくれました。

銀鱈の京粕漬け :
これは、毎年人形町の魚久からお取り寄せして、焼きます。うちは、お正月はこれがないと始まらない感じで、お魚は鯛を焼くよりこの方がみんな好きなので、毎年のお決まりになってます。

お雑煮 :
昆布と鰹節でだしをとって、人参、かまぼこ、鶏、小松菜か水菜、へぎ柚子のごく一般的なお雑煮です。



黒豆のほかに、栗きんとん、金柑の甘煮、お煮しめにもシャトル・シェフの保温調理鍋を使っています。火を通している間につきっきりにならずにすむので、紅白歌合戦を見ながら、好きな曲が出てくるまでの合間に時々作業をしながら作れるので、気が楽です。

今年も、食べてくれる人が身近にいてくれるから、おせち料理も作りがいがあったと思います。いつかふり返ってみた時、こんな風に幸せな新年を迎えられた日々のことを懐かしく思い出すのかもしれません。


お正月飾りを作ったので、最後にちょっと載せてみます。

  





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