旅のテーマが見つかると、どうしてもそこへ行かずには、いられなくなります。
昨年(2003年)北欧へ行ったのは、雑誌「Spoon」の「レゴ デンマーク・ドイツの旅」特集を見たのがきっかけでした。子ども達の好きなレゴの発祥の地、デンマークのビルンド(Billund)に行って、レゴのテーマパーク「レゴランド」を訪れ、ホテル・レゴランドに泊まりたい、そう思ったのが始まりでした。
私はそれから、旅行費用のための500円玉貯金を始め(Life styleページの「500円玉貯金」)、
インターネットで検索しながらホテルやレンタカーの予約をし、細かいことを先方に問い合わせる時はデンマークとメールでやりとり。久しぶりの英作文でもどうにか通じたようで、新鮮な経験でした。色々調べて旅程を考えるのもなかなか楽しい作業で、時間が経つのも忘れて夢に向かって準備をしていきました。
レゴランドは、現在、デンマーク、イギリス、アメリカ、ドイツの4ヶ国にあります。デンマークのレゴランドが最初にできて、1968年に開園。ホテル・レゴランドが併設されているのも、世界でここだけです。
もともとデンマークのビルンドはレゴ発祥の地で、現在もレゴ本社や工場があります。創業は1916年、始めは建築会社でしたが、木のおもちゃを作るようになり、1958年からレゴブロックを開発しました。
Hotel Legoland www.lego.com/legoland/hotel

外観 ホテルの中の遊び場 部屋
行ってみると、ビルンドは素朴な田舎町で、ここに訪れる人のほとんどがレゴ関係ではないかと思われるような所でした。
ホテル・レゴランドは、もともとレゴ社に仕事で訪れた人用のビジネスホテルだったものを改装したとのことでシンプルな建物。でも、そのシンプルさの中に北欧のセンスが感じられて好感が持てました。至る所にレゴの飾りや置物があり、レゴ好きにはたまりません。種類豊富なアメニティグッズもレゴのマークが入っていて、ホテルに泊まらないと手に入らない貴重なものでした。

レゴで作られた人形 ホテルの朝食のチーズ コーラの自動販売機 アメニティグッズ
レゴランドへは、ホテルの通路を抜けて直接入れるようになっていました。ちょうど復活祭の休み中だったので、ヨーロッパの子ども達で一杯、でも日本人はほとんど見かけませんでした。
まず、レゴで作られた建物が並ぶ町を散策し、その後、アトラクションや乗り物へ。遊園地にあるような乗り物はすべてレゴを形どっています。
Legoland www.lego.com/legoland

レゴのパーツ売り場 ゴミ箱もレゴの形
ショップでは、パーツ、色ごとにバラで買えるレゴのディスプレイに、さすが本場と目を見張り、でも、北欧は物価が高いので、日本より安く買えるわけではなくて。しかし、日本では売っていないレアなレゴもあるらしく、子ども達はその辺を狙い目にお買い物。
2泊3日のビルンド滞在で、大好きなレゴに囲まれてたっぷり遊べて子ども達も大満足。その後、デンマークの小さな町、コリンKoldingにアパートを借りたり、コペンハーゲン、オーデンセなどを車で訪れ、北欧旅行を堪能しました。(Life styleページの「デンマーク旅行」も併せてご覧下さい。)
レゴランドに行きたいという動機から始まった北欧旅行でしたが、もし、あの時本屋さんで雑誌「spoon」に出会わなかったら、デンマークに行くことはなかったでしょう。私は以前から、北欧デザインの家具や雑貨にも興味がありましたが、レゴランドのおかげで思いがけなく実際に行って触れることができたことも、収穫でした。
うちの子ども達は昔から、遊びの中心がレゴです。息子は、2年ほど前からレゴ教室(www.image-n.co.jp)にも通っていて、日々、レゴに自分のすべてをかけているような生活をしています。その熱意が、私達をデンマークに導いてくれたのかもしれません。
2004.10.1
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