Smoerrebroed  デンマーク風オープンサンドイッチ
                        
 スモーブロー

デンマークを旅行した時、パンがすごくおいしいので、びっくりしました。

それは、日本でも、フランスでも、 ドイツでも食べたことのない味で、粉の味と製法のどこかが違う気がしました。

デンマークは、デニッシュが有名ですが、私は食事の時にいただく、ざっくりとしたライ麦パンや白パンの味わいが忘れられません。かみ締める度にもっちりとした独特の食感とうまみが相まって、なんとも言えないのです。

デンマーク風オープンサンドイッチは、スモーブロー(smoerrebroed)と呼ばれていますが、バターを塗ったパンという意味だそうです。
薄切りのライ麦パンにバターを塗って、お皿の中央に1枚置き、その上にパンが見えなくなるくらいの肉(または魚)、野菜、チーズなどを盛り、フォークとナイフを使って食べます。

スモーブローの種類は、数え切れないくらいたくさんあります。酢漬けニシン、うなぎの燻製、スモークサーモン、小海老、魚のフライやソテー、コールドポーク、ローストビーフ、ハム、ゆで卵、ビーツ、紫キャベツ、トマト、フライドオニオン、アスパラガス、紫玉葱、カマンベールチーズ、ブルーチーズなど・・・ これらの中から数種類がパンの上にうず高く盛られて、ドレッシングまたは何らかのソースがかけられています。

オープンサンドイッチとは言っても、薄切りのパンはお料理の下に隠れて見えないので、普通にお料理をいただくような感じです。それが、フォークとナイフで切りながら全部を一緒に食べると、さすがに味の取り合わせがよくて、とても美味しいのです。

日本に帰って来てから、色々試して作ってみました。お料理の量に比べるとパンの量はほんの少しなのですが、全体の味がそのパンの味に非常に左右されることがわかります。だから、このオープンサンドイッチを作る時は、必ず美味しいライ麦パンを用意します。

写真のスモーブローは、日本で私が作ったものですが、数あるスモーブローの中でも美味しくておすすめのものです。ホワイトアスパラガスが手に入らない時は、グリーンアスパラガスでもできます。

こんな風にライ麦パンとお料理を一緒にいただくと、何か新しい感覚に出会ったような気がします。


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Reinh van Hauen 
in Copenhagen

Reinh van hauenで出されたパン。
どれも、びっくりするほど美味しい。